PWM制御とかDCDCコンバータとかいろいろやってたらオシロスコープがほしいと思い始めたので、ヤフオクで安めの適当なのを買いました。1100円で落札しました(送料2000円…)。日立電子(現.日立国際電気)のデジタルストレージオシロスコープVC-6275です。
もともとリース用のもので平成2年(1990年)からリースされているっぽい(貼ってあった日立リースのシールに開始時期が2年って書かれてた)
日立のオシロスコープはマイナーなのか全然情報が出てこない…
一応、中国語のブログで修理をしているのを見つけた
反対側には電源端子、GPIB(IEEE488、GP-IB、HP-IB)とその設定スイッチ、プロッタ用の出力端子×3があります。
軽く分解して中身の確認と清掃と行いました。内部にヒンジが付いていたりして整備を考慮された設計になっていて、流石実験器具と思いました。TRIGGERのボリュームがガタガタになっていたのでネジを締めて、エアダスターを使ってホコリを飛ばして、後ろの足がひん曲がっていたのをモンキーレンチとペンチで力ずくで治しました。あまりホコリも多くなく、状態は良さそうな感じでした。足も一つ欠けていたので3Dプリンターで印刷して取り付けました。(STLデータ)
基盤には1987と書かれた物があったので1987年製造開始なのでは?GPIBのボードに書かれていたから、IEEE488.2が制定された年?
全面についているIC MEMORYU CARDは専用のカード用っぽいです。PC Cardとぴったりなサイズですが、端子が全然違います。
マニュアルはインターネット上を色々探しましたが、VC-6275の物は見つからず、VC-6025用の物(ミラー)を使用しています。ほとんど同じっぽさそうなので問題ないと思います。
GPIBのケーブルとPCIカードを買ったのでそのうち接続していろいろやってみようと思います。
技術力不足で宝の持ち腐れになる気がしますが…
追記(2022/05/25)
いろいろ検索していたらマニュアルが昔は存在していたことがわかった。
VC-6275-6175-6075-Operation_Manual.pdfやVC-6275-6175-6075-Operation Manual.pdfがあったっぽい
Wayback MachineやFileChefを使ったけど確かに存在していたことは確認できたが、ファイルにたどり着くことはなかった…
他にもたくさんの日立製オシロスコープのマニュアルがこれらのサイトの消失によって消えていそう