WZR-HP-G302H A2A0の復旧(シリアル通信を用いたOpenWrt、DD-Wrtの導入)

投稿者: | 10月 20, 2024

WZR-HP-G302H A2A0にA1A0用のファームウェアを焼いてしまい、無事に文鎮化してしまったので今回はそれをシリアルポートを使って復旧させます。自分はOpenWrtに復旧させました。同じ方法でDD-Wrtをインストールできるかどうかは試していないので悪しからず。
前回はWZR-HP-G302HのA2A0とA1A0の違いについて書きました。
以下のサイトを参考にさせていただきました。
WZR-HP-G300NHに間違えたファームを入れてから復活まで – kghr IT備忘録
Buffalo ルーターWZR-HP-G302HのファームウェアをDD-WRTにする

手順

0. インストールするファームウェアをダウンロードする。
OpenWrtの場合はWZR-HP-G300NHのRTL8366RB用のUpgrade用のものを選択する。(例:https://downloads.openwrt.org/releases/21.02.0/targets/ath79/generic/openwrt-21.02.0-ath79-generic-buffalo_wzr-hp-g300nh-rb-squashfs-sysupgrade.bin)
DD-Wrtの場合はWZR-HP-G300NHの管理者ページからのアップデート用ファームウェアをダウンロードし、FavBinEdit等を使ってヘッダーの編集をして27 05 19 56で始まるようにそれより前の部分を消去する。

1. 本体を分解をします。
裏のゴム足の下にネジがあります。(トルクスネジが計4本)

2. 基板上のシリアルポートを探し、はんだ付け等でUSB変換器等に接続します。(下の画像を参照に) 3.3Vは接続しないで大丈夫です。

自分はシリアルポートとUSBの変換器を持っていなかったのでESP32の開発ボードを改造して変換器として使ってました。(後で作り直しました。)

3. Tera Tarmでシリアル接続をする。設定はスピード:115200、データ:8bit、パリティ:なし、ストップビット:1bit、フロー制御:なし

画像

4. 本体の電源を入れる
ブートしているところが確認できると思う。何も表示されなければシリアルポートの接続を間違えてる可能性大

5. tftp server(recive) goが表示さる前後でCtrlとCを同時に連打

6. コンソールに入れるのでloady 81F00000 115200を実行

7. Tera Tarmのメニューバーのファイル→転送→YMODEM→送信から、ファームウェアを選択して送る。

8. 転送が終わったらerase BE060000 BFFDFFFFを実行

9. p.b 81F00000 BE060000 filesizeを実行

10. bootm BF060000を実行して、起動させる。

しばらくすると起動して、http://192.168.1.1にアクセスできるようになっているはずです。

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