DCDCで昇圧したものをESP32のPWMで降圧するとか言うなかなか非効率な感じなことをやっていたのですが、アナログ出力(0~3.3V)を使って昇圧用DCDCコンバータの出力を12~24Vの間で制御出来ないかと試みた結果できました。
今回使用したDCDCコンバータはMT3608を使用したものです。AliExpressやAmazonで激安で売ってます。データーシートによると3番ピン(フィードバックピン)が常に0.6Vになるように電圧を出力します。
改造した回路図は以下のようにしました。インターネットで拾ってきたやつに書き加えてます(←雑だなおい)
RDとREの合成抵抗とRCでFBへの電圧が決まります。2SC1815でREに流れる電流を調整しています。RCは適当に10kΩに決め、REは2SC1815Yの特性によって決めました。2SC1815Yのベースへの入力が0V時はREが無限と考え、RCとREの分圧されたのが0.6Vになれば良いので、0.6=12RD/(RC+RD)が成り立つようなRDを定めました。24V時は2CS1815のベースに3.3Vが加わり、エミッタコレクタ間の抵抗が0となるので、REとRDの合成抵抗値RXとRCによって分圧されたものが0.6Vとなればいいです。そのため、0.6=24RX/(RC+RX)、RX=RDRE/(RD+RE)が成り立つようなREを定めました。
動作はこんな感じです
一日かかった
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) May 11, 2022
DCDCコンバータの電圧調整を0~3.3Vの間を使って調節でできるようになった pic.twitter.com/EppoQMktnu
実際に改造してみた結果、こんな感じなりました。560Ωを300Ωと270Ω、147Ωを100Ωと47Ωに分けたので抵抗まみれな感じになっちゃってます。
今度は降圧DCDCコンバータでもやってみようと思います。