きっかけ
HP(KEYSIGHT)の54825Aというオシロスコープを買ったのですが、キーボードの接続端子がATキーボード(DIN5)で困っていました。ネットで調べるとPS/2と通信規格は全く同じなようなので、適当に作成しました。ちなみにATキーボード端子はDIN5、PS/2端子はMINI-DIN6と言って、ドイツの規格っぽいです。
必要資材
必要最低限あればいいものは
・太い針金(今回はダイソーの一番大きいゼムクリップ)
・ピンソケット
だけです。ケースとかまで作ろうとすると、グルーガンや3Dプリンターも必要になります。
ちなみにわざわざプラグを作らなくても秋月で売っているので、そっちを買ったほうが幸せになれます。
DINプラグ(オス) 5P 180°
ミニDINソケット (メス) 6P
仮組み&動作確認
とりあえず各端子のピンアサインは以下の図(拾い物)のようになります。
導線の片方にピンソケット、方片方に4cmくらいに針金をはんだ付けし、それぞれを同じ役割の端子に接続すれば完了です。PS/2側のピンソケットは小さく切らないと隣の端子と干渉して入らないので注意してください。自分は超音波カッターを使っていい感じに小さくしました。
プラグ作成
このままでも使えなくは無いですが、使い勝手のことも考えて、プラグ部分を作成します。PS/2側はピンソケットごとグルーガンで硬め、ATキーボード側は持ち手を3Dプリンターで作成し、その後端子をグルーガンで固定しました。
3Dプリンターで印刷したものはこんな感じのものです。STLファイルはこちらからダウンロードできます。先端を少し曲げた針金を穴に通して、曲げた部分をへこんだ部分に入れる感じです。
おわりに
クオリティはめっちゃ低いですが、動けばいいので無問題です。ATキーボード(DIN6)の端子は1つ使っていないので、4本だけしか端子を付けなかったのですがこれだと、一つずらして挿入してしまう可能性が高くなってしまうので、5本ちゃんと付けるべきでした…あと、ゼムクリップを使っているので、すぐに端子が錆びそうです。