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きっかけ
これまで、自作した50Wのシーリングライトを使用してましたが、効率が微妙に悪く、暗いのでこちらのものを買ってみました。自作シーリングライト↓
自作スマート照明を試運転
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) May 21, 2022
明るくて良き
電源あたりは要改善だな pic.twitter.com/9qq3cmvg4C
分解前の感想
外観はまあ、商品説明通りです。あと、軽いです。色味は少し緑っぽい感じです。そんなに熱くはなりません。しばらく動かしたあとでも手で触れられます。
新しいシーリングライト
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) May 27, 2023
ちゃんと光が拡散して明るい
そのうち改造する
自作シーリングライトはリストラ pic.twitter.com/qAX47iCNBx
分解
両端のプラスチック部分が裏でネジで止まっているのでそれを外せば、横に引き出して外すことができます。品番や仕様が書かれた方は中に電源回路が入っていて接着剤で止められているので外すのは苦労しました。また、電源回路は大きい熱収縮チューブ内に包まれてました。輸入者は慧光株式会社と書かれていてエコウと読むようです。
LEDは4チップが並列になっていて、それを24セット直列に繋いだLEDテープが2本入っていました。電源回路はLEDテープ1本あたりに1つでした。
電源回路はこんな感じ
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) June 3, 2023
FM8502を使用した定電流回路になってる pic.twitter.com/B29riYOApE
電源回路はFM8502というLEDドライバを使用して定電流回路となっていました。非絶縁回路です。ざっくり回路図を起こすとこんな感じになっていました。汚い手書きでごめんなさい。部品点数は少なめです。駆動中はそこそこ熱を持ちます。触れる程度の熱さですが、LED本体よりも熱いです。
データシートに乗っている回路図がこんななので、ROVPの保護電圧設定抵抗を省いた感じです。
流れる電流はGNDとCS間の電圧が0.373Vになるように設定されるので、0.9/0.373=0.414444となり、0.414Aだそうです。この抵抗値を大きくすると電流が小さくなり、小さくすると電流が大きくなります。次回ではこの抵抗値を変化させて明るさを変えてみようと思います。
各点での波形
電流設定の抵抗を変化させて明るさを可変にしたいのですが、波形を一応測っておきました。まず初めにHV・GND間です。101~138Vになっています。リップルは40V程度あります。
CS・GND間です。チョッパ回路によって流れる電流が見えます。この周波数が高くなったり低くなったりで出力電流が調整されます。
HV・GND間が101VのときのCS・GND間です。チョッパ回路は50kHzです。
HV・GND間が138VのときのCS・GND間です。チョッパ回路は90kHzです。だいぶ周波数に差があります。
今後の展望・おわりに
今回は分解・解析までしましたが、次回は出力電流を可変にしたいと思っています。CS・GND間の電流設定用の抵抗にNch MOSFETを挟んで抵抗として使うとこで実現しようかと考えてます。その後は、フルカラーLEDテープを中央に設置して緑っぽい問題を解決しようかと思っています。