きっかけ
前にLEDシーリングライトCLG-40Wの分解レビューという記事で分解と解析をおこないました。今回は電源回路を改造して明るさを可変(調光可能)にしてみるっていう内容です。
とりあえず、可変抵抗をつけて上手く動くか確認し、その後、マイコンとかで調節できるようにするつもりでした。
先に軽く結論
先に結論を言いますが、自分の要求するレベルの可変のレンジが得られませんでした。
電源回路、改造の概要
前の記事でも書きましたが回路図はこんな感じです。
この回路は定電流回路になっており、GNDとCS間の電圧が0.373Vになるように電流が流れます。つまり、この抵抗値を変えてあげればいいわけです。この抵抗には最大で0.414Aが流れるため、消費電力は0.15Wほどです。そこで、1kΩの半固定多回転ボリュームを取り付けてみました。その時の回路図はこんな感じです。
実装したものはこんな感じです。
テスト
動作確認をしてみました。結果としては、全開の時から1~2割暗くなったところで点滅してしまいました。これは、DCDCコンバータを使用してLEDを定格以下で使用したときの宿命です。流石にこれでは使用できないので、元の電源の回路を使用して改造する方法はやめようと思います。
おっとっと
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) June 20, 2023
可変にしてみたけど、思ったよりも点滅しちゃうな pic.twitter.com/U4Tfy9SD05
テストが成功したらやろうとしていたこと
テストをする前に設計を進めてしまっていたため、その設計を一応書いておきます。電流測の抵抗(上の回路図のR1・R2)を以下の様な回路に置き換えて可変抵抗とし、下の回路図のR3をCdSアナログフォトカプラにしてESP32等で調節しようとしていました。今考えるとかなり複雑だったなと思います。
おわりに
この方法を諦めて、PWMで調光しようと思っています。