きっかけ
XILINXのパラレルポート(プリンターポート)↔J-TAG変換器を入手したので、パラレルポートが付いているFujitsu FMV-BIBLO NB10ALにDebianを入れました。HDDにはWindowsXPが入っていて、触れたくないので、外付けUSBにインストールしてみました。
XILINXのパラレルポートをJTAGに変換するやつ(XILINX PARALLEL CABLE IV DLC7)を入手した
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) June 16, 2023
パラレルポートをJTAGとして使えることを初めて知った pic.twitter.com/Pwz9MmfShS
USBメモリからのブート
今回使用したFujitu NB10ALは2002年発売されたPentium3世代のCeleronを搭載してます。そのため、USBブートには当然非対応です。そこで、Plop Boot Managerを使用しました。Plop Boot ManagerはUSBブート非対応なPCでUSBからのブートをできるようにするものです。フロッピーディスクにインストールしました。このサイトを参考にしました。
Plop Boot Managerでの複数USBの挙動
USBメモリにインストールするので、インストールメディアとインストール先の2つのUSBを指しました。しかし、Plop Boot Managerには、どのUSBから起動するかの選択はありません。試した結果、USBポートの内部番号?が小さい順に起動していくようです。そのため、インストール時はインストールメディアはインストール先のUSBメモリよりも内部番号が小さいポートに刺さなければいけません。この内部番号はトライアンドエラーで推測していきました。NB10ALではこんな感じになりました。
USB1.1な件
USBが4つも付いてるし、もとからWindowsXPが乗ってるし、USB2.0だと思ってインストールしていたのですが、インストールにものすごく時間がかかり、起動にも15分くらいかかるので、lsusbで調べたらUSB1.1でした\(^o^)/オワタ
チップセットが82801CAというやつだったんですが、IntelのページにはUSB 1.0と書かれてました。1.5MB/sなので絶望的な遅さです。
メモリ増設
せっかくなのでメモリの増設をしてみました。公式の商品ページ(20年以上前の商品のページを残してくれる富士通は神)をみてみるとPC133なことがわかるので、秋葉原で256MBのものを100円で買ってきました。増設は、このサイトをもとに行いました。キーボード側から分解します。
おわりに
まあ、遅くて、管理使いにくいですが、JTAGを使う機会もそんなに多くないので、耐えです。もし耐えられなかったら、PCカードから起動するようにします。