はじめに
前回の記事でUSBをつけたので、早速HDDを接続!と行きたいところですが、そのままだと収まりが悪いので、3.5インチHDD専用のマウンタを設計しました。3Dプリンタで印刷して下さい。
URoad-Home関係の記事の一覧と概要はこちら
3Dモデル
片側だけなので、スライサで対照なものも一緒に印刷してください。
1つ用(STLファイル)
URoad-Home2+にHDDを背負わせる器具を3Dプリンタで作った
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) November 14, 2023
安定感もあるし、NASにピッタリ
2連タイプも作ろうかな pic.twitter.com/oNXfIbGXqO
2つ用(STLファイル)
作った!
— Unagi Dojyou (@Unagi_Dojyou) November 17, 2023
RAID1にしてメールサーバにしようかなー pic.twitter.com/CuooTKpneG
配線
1つの場合はまだ配線はマシですが、2つとなるとカオスです。ちょっと薄めのHHDを使用してその間に無理やり配線を収めてなんとかしました。普通のサイズのHDDを使った場合だと、結束バンドorビニタイまみれになると思います。
電源周りは12Vと5Vが必要なので、12Vから降圧DCDCを通して5Vを作成すると良いと思います。これで12V1本で駆動できるようになり、楽です。
変換器
SATAをUSBに変換するものが必須となります。2つ付ける場合はUSBハブを使用して変換を行うか、SATAが2つ付いているものを使用して下さい。自分は、SATA、1.8IDEと3.5IDEが付いているUSB変換器と1.8IDEをSATAに変換するやつ(12Vを流せるように改造済み)を使用して無理やり2つに刺しています。
マウント
最低限USB接続なHDDを認識するのに
kmod-usb-storage
mount-utils
kmod-scsi-core
kmod-scsi-generic
あたりは必要です。URoad-Home2+(URoad-TEC101)用OpenWRTに従ってURoad-Home2+にOpenWRTをインストールした場合はカーネルモジュールはここからダウンロードしたものインストールして下さい。
追加でフォーマット形式に合わせてカーネルモジュールやユーティリティを入れて下さい。ext4の場合は
parted
e2fsprogs
kmod-fs-ext4
とかです。
普通に1つ1つマウントするだけであれば、SSHやluci-app-ttydを使用してpartdなどでフォーマットを行い、luciのマウントから自動的にマウントされるようにすれば良いと思います。ext4のパーティション作成・フォーマットの場合parted /sda
mklabel gpt
mkpart ext4 0% 100%
quit
とかでext4のパーティションがsda1として作成できます。
おわりに
はじめに組んだときは、USBの電力が足らずにうまくいきませんでしたが、URoad-Home2+内部の5V線を太くしたらちゃんと動くようになりました。
割りときれいに収まったので満足です。次回でRAIDを組んで、その後メールサーバをセットアップって感じですかね。