ベーシックではマイコンと入出力装置が必要となります。それらの選定基準とおすすめです。
目次
マイコン
おすすめ
おすすめ以外のマイコンはピンの割り当てや、動作確認、コードの修正等は自分で行ってください。
・XIAO RP2040
安価な上に、秋月[117044]でも売っているため入手性が高いです。Raspberry Pi Picoだと、ADCのピン数が足りないので不可です。
・RP2040-Zero
XIAO RP2040も安価なものです。AliExpressで送料込みで500円程度で買えると思います。
必要条件
以下の要件が必要です。
- ArduinoIDEで扱える
- ADCが使用できるピンが4つ以上ある
電圧の測定(Vmes)、電流の測定(Imes)、設定値の測定(SETmes)、温度センサの測定で4つ必要です。 - PWMの出力ができるピンが1つ以上ある
ファンの回転数制御に使用します。 - デジタル出力ができるピンが4つ以上ある
ON/OFF、ファンのON/OFF、モード切り替えように2つで4つ必要です。 - i2cが使用できるピンがある
表示装置をつなげるのに必要です。 - オンボードに使用できるボタンがある
無いと、他でつける必要があるのでついていると楽です。 - (デジタル入力ができるピンが1つ以上ある)
ファンの回転数の測定に使用します。なくても問題はないです。 - これらのピンが同時に使用できる
注意が必要なマイコン
・ESP32
ESP32C3やS3は問題ありませんが、ESP32はADCの性能が非常に悪く、使用しないことをおすすめします。
・Raspberry Pi Pico
ADCの数が足りません(3つしかありません)。チップ自体は4chありますが、1つを電源電圧を測るのに使っています。
・Arduino系
Uno、Nano等はリセットボタンしかなく、他でボタンをつける必要があります。
入力装置
基本的にはオンボードのボタン(XIAOの場合はBOOTボタン)のみを使用するので問題ありません。モード切り替えボタンとON/OFFのボタンが別で欲しい場合はブレッドボード等を使って追加してください(XIAOは空きのGPIOがないため追加不可)。コードも自分で書き加えてください。
出力装置
どれかを選んでください
- シリアル通信
一番コストが掛からないのはシリアル通信です。表示のためにPCが必要です。 - 0.96インチ 128×64ドット有機ELディスプレイ(OLED) 白色
無難です。シリアル通信と両立できます。 - その他
自分でコーディングを行ってください。