電子負荷IRV Electronic Load マイコンの決定

投稿者: | 4月 15, 2024

電子負荷IRV Electronic Load

ベーシックではマイコンと入出力装置が必要となります。それらの選定基準とおすすめです。

目次

マイコン

おすすめ

おすすめ以外のマイコンはピンの割り当てや、動作確認、コードの修正等は自分で行ってください。

XIAO RP2040
安価な上に、秋月[117044]でも売っているため入手性が高いです。Raspberry Pi Picoだと、ADCのピン数が足りないので不可です。
RP2040-Zero
XIAO RP2040も安価なものです。AliExpressで送料込みで500円程度で買えると思います。

必要条件

以下の要件が必要です。

  • ArduinoIDEで扱える
  • ADCが使用できるピンが4つ以上ある
    電圧の測定(Vmes)、電流の測定(Imes)、設定値の測定(SETmes)、温度センサの測定で4つ必要です。
  • PWMの出力ができるピンが1つ以上ある
    ファンの回転数制御に使用します。
  • デジタル出力ができるピンが4つ以上ある
    ON/OFF、ファンのON/OFF、モード切り替えように2つで4つ必要です。
  • i2cが使用できるピンがある
    表示装置をつなげるのに必要です。
  • オンボードに使用できるボタンがある
    無いと、他でつける必要があるのでついていると楽です。
  • (デジタル入力ができるピンが1つ以上ある)
    ファンの回転数の測定に使用します。なくても問題はないです。
  • これらのピンが同時に使用できる

注意が必要なマイコン

・ESP32
ESP32C3やS3は問題ありませんが、ESP32はADCの性能が非常に悪く、使用しないことをおすすめします。
・Raspberry Pi Pico
ADCの数が足りません(3つしかありません)。チップ自体は4chありますが、1つを電源電圧を測るのに使っています。
・Arduino系
Uno、Nano等はリセットボタンしかなく、他でボタンをつける必要があります。

入力装置

基本的にはオンボードのボタン(XIAOの場合はBOOTボタン)のみを使用するので問題ありません。モード切り替えボタンとON/OFFのボタンが別で欲しい場合はブレッドボード等を使って追加してください(XIAOは空きのGPIOがないため追加不可)。コードも自分で書き加えてください。

出力装置

どれかを選んでください

  • シリアル通信
    一番コストが掛からないのはシリアル通信です。表示のためにPCが必要です。
  • 0.96インチ 128×64ドット有機ELディスプレイ(OLED) 白色
    無難です。シリアル通信と両立できます。
  • その他
    自分でコーディングを行ってください。

電子負荷IRV Electronic Load

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)