Arch LinuxにTigerVNCを導入

投稿者: | 5月 21, 2024

はじめに

自分のLinuxの使い方が実機のWSLみたいな使い方で、基本的にリモートで使用するのでVNCを使ってリモートデスクトップしたいなって感じで導入してみました。

参考にしたサイト

ArchWiki「TigerVNC」
Zenn nop「Ubuntu 22.04 TigerVNCのセットアップ」

手順

基本的にArchWikiに従いました。暗号化は行わず、最低限のリモートデスクトップ(セッションは仮想で1つのみ)ができる手順です。

1. インストール

パッケージ名はtigervncです。

sudo pacman -S tigervnc

2. パスワードの設定

vncpasswd

3. コンフィグの作成

vim ~/.vnc/config

session=jwm
geometry=1920x1080
localhost=no
alwaysshared

を書きました。session=jwmでどのウィンドウマネージャを使用するか決めることができます。実行ファイル名で指定します。

4. ユーザーの設定

sudo vim /etc/tigervnc/vncserver.users

で編集し、

:1={ユーザ名}

を追記しました。ここで指定したユーザー名でログインされます。

5. サービスの起動

sudo systemctl enable vncserver@:1.service

で起動時の自動起動の設定をし、

sudo systemctl start vncserver@:1.service

で起動させます。

sudo systemctl status vncserver@:1.service

でエラーが出てないか確認してください。

sudo journalctl -xeu vncserver@:1.service

とかで詳細なログを得ることができます。

6. 接続!

適当なクライアントで5901ポートに接続すると、パスワードを求められるので、先程設定したパスワードを入力すると接続できます。

サービスが終了しないようにする

現在の状態だと、JWMの方でEXITをしてしまうとサービスが終了してしまい、再び接続するにはサービスの開始が必要となります。これを回避するには、

sudo vim /usr/lib/systemd/system/[email protected]

で開いてあげて、[Service]の欄にRestart=alwaysを追加します。あとは、

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl restart vncserver@:1.service

で再読み込みしてください。

おわりに

はじめはArch LinuxのWikiだけ読んでやっていたのですが、configが訳わからなくなって大変でした。Wikiだと、configがlocalhost=noでなくlocalhostなので自身からしか接続できず、躓きました。

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