MEGAcmdを使ってLinuxで同期する

投稿者: | 6月 24, 2025

きっかけ

rsyncを使って、OneDrive、Box、MEGA、Google Drive、Boxと、自分が使っている各種サービスを統合的に管理しようと思ったのですが、MEGAの二段階認証に対応していないということがわかり、MEGAcmdを使うことにしました。Ubuntu用には、デスクトップアプリも用意されていますが、GUIにログインしないと動かないため、NASの用途には全く適していません。

110G RAMキャッシュと10G LANで超高速NASを作るLinuxにて異常なSMART値のときにメールを送るの続きです。

環境

Ubuntu 24.04 LTS
AMD64

インストール

公式サイトにある、コマンドをコピペするだけです。
MEGA「MEGAcmd」

インストールが終わったら、mega-cmdで起動することができます。

ログイン

mega-cmdでコンソールに入った後、

login [メールアドレス]

を実行するだけです。パスワードと二段階認証のコードを求められると思います。
ログインが完了したら、lsを実行するとクラウド側のルートディレクトリのリストが表示されるはずです。

同期の設定

これも割と簡単です。mega-cmd内で

sync [ローカルのパス] [クラウド側のパス]

だけです。自分の場合は
sync /nas/x/mega /
としました。
複数の同期フォルダを設定できるようです。

exitでmega-cmdを抜けても、

mega-sync

でバックグラウンド実行ができます。同期を終了するにはmega-quitで終了できます。

サービスの作成

Linuxで任意のスクリプトをsystemdに登録してサービス化の内容そのまんまです。

起動時に自動で起動するようにサービスを作成します。

sudo vim /etc/systemd/system/mega-sync.service

内容としては、

[Unit]
Description="start mega sync"

[Service]
ExecStart=/usr/bin/mega-cmd-server
User=ユーザー名

[Install]
WantedBy=multi-user.target

としました。

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl start mega-sync.service
sudo systemctl enable mega-sync.service

でサービスの有効化と自動起動の設定をします。ログを見るには

journalctl -u mega-sync.service

です。

おわりに

意外と簡単に設定できました。あとは、OneDriveの設定か…

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