〜SSL(https)化まで〜
前回のUbuntuにWordpressをインストールして自宅ブログサーバの立ち上げ1でWordPressのインストールまで終わったので今回は、ドメインの取得、DDNSの設定、SSL化、Googleにインデックス登録をします。
ドメイン取得
ドメイン取得にはお名前.comやXserverDomain等のドメイン取得サービス(ドメイン会社)を使用する必要があります。どこのサービスを利用するかは自分で調べて決めてください。自分は値段が安く、評判も悪くないXserverDomainを選択しました。自分の好きなドメインを選択し、登録、支払いまで行えばドメイン取得は終了です。
DDNSの設定
自分の環境は固定IPアドレスがなかったため、DDNS(DynamicDNS)を使用しました。今回は無料で利用できるMyDNSというサービスと、Windows上で動作するDiCEというソフトを利用しました。自分の環境では同一ネットワークに常時起動しているWindowsマシンがあったのでDiCEを使用しましたが、全てをUbuntu上で行いたい場合は適宜スプリクトを書いてください。DDNSの設定は以下のサイトを参考にしました。
ダイナミックDNS(MyDNS)に登録 | ラズパイ活用日記
MyDNS JP ダイナミックドメイン登録方法 | KAGEMARU-info
手順
MyDNSにアクセスし、JOIN USをおし、必要な情報をすべて入力します。
確認を押し、メールを確認するとMasterIDとPassword が送られてきているので、LOG INからそれらを使ってログインをします。続いてDOMAIN INFOに移動し、下の方にあるDomainの欄に先程取得したドメインを入力し、その下のMXは入力する必要があるのか不明ですがドメイン名を入力し、Hostnameのところにwwwと入力しました。ドメイン会社によって変わるようなので適宜調べてください。
続いて、契約したドメイン会社の管理画面に行き、ネームサーバーの設定を行います。MyDNSのDomain InfoにかかれているName Serverを追加していきます。
XseverDomainの場合はこんな感じです。
続いて、DAiCEの設定です。ここからmsiバージョンのものをダウンロードします。インストールして、起動します。イベントの追加を押し、説明には任意の文字、サービスはMyDNS.JPを選択、ホスト名は任意の文字、ドメイン名は以下の写真内のものからてきとーに選び、ユーザー名とパスワードはそれぞれMyDNSのMasterIDとPassword です。
IPアドレスの欄は空白、スケジュールはIPアドレス変化時等が良いと思います。
これでDDNSの設定は完了です。
SSL(https)化
SLL化は必須では無いですが、ブラウザでアクセスしたときにセキュリティ警告が出たり、Googleの検索結果に出にくくなってしまうようです。そんなに大変では無いのでやっておくべきです。
今回はcertbotを使用しました。4回くらいコマンドを入力するだけで証明書取得、自動更新設定、リダイレクトまで全部やってくれるのでとても楽でした。以下のサイトを参考にしました。
Ubuntu20でcertbotを使いホームページをSSL化する
手順
はじめにWordPressの管理画面にアクセスし、設定→一般設定に移動し、「WordPress アドレス (URL)」と、「サイトアドレス (URL)」をhttps://取得したドメイン名
に変更します。(/var/www/直下でなく、/var/www/wordpress/等のサブディレクトリにWordPressをインストールした場合は、https://取得したドメイン名/WordPressをインストールしたディレクトリ名
にします。)
変更を保存を押すと、次の作業を終えるまでアクセスできなくなります。
続いてUbuntuの方での作業です。sudo snap install core; sudo snap refresh core
sudo snap install --classic certbot
sudo ln -s /snap/bin/certbot /usr/bin/certbot
sudo certbot --apache
最後のを実行すると、利用規約への同意やメールアドレスの登録、ドメインの登録を求められるので適宜入力していきます。これでSSL化は完了です。
先程変更したWordPressアドレスでアクセスできるようになっているはずです。ちなみに、WordPressの管理画面はWordPressアドレス/wp-admin
です。
WordPressの基本的な使い方
次の記事で詳細を伝えようと思います。
UbuntuにWordpressをインストールして自宅ブログサーバの立ち上げ3
Googleインデックス登録
ある程度ホームページの設定ができたらGoogleにインデックス登録をし、Googleで検索したときに出てくるようにします。これを行わないと基本的にGoogleで検索しても出てこないです。手順は複数ありますが、自分はSite Kit by Googleのプラグインをインストールし、その後Google Serche Consoleからインデックス登録しました。Site Kitではアクセス者の動向やアクセス方法がわかったり、アクセス所要時間等もわかるのでインストールしておいて損は無いです。
手順
WordPressの管理画面からプラグイン→新規追加、Site kitと検索し、Site Kit by Googleをインストールします。
インストールが終わると、ダッシュボードの下にSite Kitの欄ができるので、そこで初期設定をします。Googleアカウントでログインし、適当にポチポチしてると終わります。
続いてGoogle Search Consoleにアクセスします。WordpressのSite Kitでログインしたアカウントと同じアカウントでログインしていることを確認して、URLプレフィックスの方にhttps://取得したドメイン名
を入力し、続行を押します。
所有権を確認したという旨のダイアログが出てくると思いますので、それで完了です。プロパティに移動を選択すると、サイトマップの登録やサブページの登録状況を確認できます。
Googleで所得したドメイン名を検索すると出てくる様になると思います。
今回は以上で終わりです。次回はWordPress使い方、設定について書きたいと思います。
UbuntuにWordpressをインストールして自宅ブログサーバの立ち上げ3