導入
URoad-Homeを入手したので、中身が気になりました。WiMAX自体よく知らないのでそこらへんの知見をつけるためというのもあります。
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分解
裏面に6箇所トルクスネジ(たしかT4)があるのでとりあえず外します。あとは、適当にマイナスドライバをぶち込んで開けます。爪の数も少ないので楽です。
見てみる
ぱっと見でデバック用の端子がたくさんあるなーって思いました。そして、ちゃんとシルクでどの端子が何なのか書いてあってとっても優しいです。シリアルポート(UART端子)は3つくらいあって、CPUから出ているのと、WiMAX用チップのがあるっぽいです。ここらへんに接続するのは次回の記事にしようと思います。また、JTAGの端子もあります。改造には優しそうな基盤です。また、ケースに入った状態でもデバックできるようにMiniHDMI端子を使用したデバック端子が基盤裏側についています。
各IC
SoCはRalink RT3052F(データシート)でした。MISPSアーキテクチャの384 MHzっぽいです。
その横に2つあるSDRAMはEOREX製のEM48AM1684VTG(データシート)でした。一つ256Mb(32MB)っぽいです。2つで512Mb(64MB)だと思われます。
SoCの近くにあるチップはWiFIの電波を増幅するアンプで、SiGe 2597Lでした。
CPUの裏面にある、フラッシュはSPANISTONの111FF238A(データシート)で128Mb(16MB)のようです。
WiWAX用のチップはMiniPCIのモジュールになっていて、乗っているのはGCT GDM7205K(データシート(概要))でした。2.5GHzでIEEE802.16e対応なので、Mobile WiMAX用だそうです。
WiMAXモジュールにはH114 2F8 1と書かれたICがありますが、フラッシュメモリだと思われます。
電源のDCDCコンバータにはEUP3412が使われていました。
終わりに
次の記事ではシリアルポートをつないで、いろいろ見てみようと思います。
次の記事→URoad-Homeを分解してみた2
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