URoad-Home2+を分解してみた

投稿者: | 11月 15, 2023

導入

ヤフオクを見てたらURoad-Home4台とURoad-Home2+9台のセット売りをしていたので入札したら1円で落札できちゃいました…(送料1111円)ってわけでURoad-Home2+もURoad-Homeと同様に分解してみます。この記事を書く時点ではまだ動作確認はしてないです。(動作確認前に分解している)
URoad-Homeの分解もやっているのでぜひ見てください。「URoad-Homeを分解してみた」、「URoad-Homeを分解してみた2

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分解

アンテナの下にあるネジ(T6)2本をとりあえず外し、SSIDとか製品番号とか書いてあるシールの左右の下辺りに隠れているネジ2本も外します。あとは、適当にバキバキやれば開きます。上の方からやると開けやすかったです。シールドはケース側に張り付いていて一緒に外れました。

シールの下に隠れているネジ
御開帳

見てみる

URoad-Homeと同じでUARTがあります。JTAGらしきものもあります。あとは、実装されていない部品が目立ちます。使用していない、USBポートらしきものと、電話線モジュラージャック(RJ-11)が2つあります。

UARTとJTAG?
未使用のRJ-11とUSB用のパターン

各IC

SoCはATHEROS AR9344でした。データシート(自鯖ミラー)曰くMIPSで533MHzなそうです。初代からはあんまり変わってない気がします。メモリはwinbond W9751G6KB-25が2枚です。データシート(自鯖ミラー)から64MB(512Mb)っぽいので2枚合わせて128MBです。

SoCとメモリ

フラッシュは裏面にあってMXIC MX30LF1G08AA-TIです。データシート(自鯖ミラー)から128MB(1Gb)でNANDのようです。フラッシュとメモリが同じ容量なんて珍しい気がします。

フラッシュ

PCIe M.2 Module(MTE-N100)

WiMAX用のチップはGCT GDM7243Mです(概要)。LTEのチップであるGDM7243の機能を少し削ってWiMAXを追加した感じだと思います。GCTの記事を見る感じGCTとModacomの共通開発で、少し調べた感じでは使用しているデバイスは、本機とその派生とKMR100なるモバイルルータ、LC4R-Tとかいうモジュール(それを搭載したAirspan AirUnity 545)くらいらしいです。GDM7243M用にTOSHIBA TC58BYG0S3HBAI6(データシート)が乗っていました。128MB(1Gb)だそうです。本体と同じ容量なんて大きいですね。

PCIe M.2 Module(MTE-N100)(シールドを外したところ)

本体とはM.2 Slot Bコネクタでつながっていますが、コネクタ裏面のコンデンサが殆どついていないことと、URoad-Homeのことを考えるにUSB2.0での接続だと思われます。

コンデンサが全くついてない

おわりに

まあ、感想としてはURoad-Home初代の各種部品をアップグレードしただけって感じですね。あんまり部品構成も変わっていません。次の記事ではUARTからU-Bootを見てみます。

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