はじめに
BUFFALOのBSCR09U3を2つ、BSCR15TU3を1つ持っているのですが、ランダムアクセスの速度が微妙で、調べてみると、アップデートがあるらしいことがアマゾンのレビューからわかりました。今回は実際にアップデートをしてみます。
Windows8.1でRenesasのUSB3.0ハブ(μPD720210)を中継して使うとスリープ復帰後にメディアを認識しないため
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/cr/rRL9UH8QNEA9V6
OS標準のドライバからREALTECのドライバへ変更して改善しました。
REALTECのサイトから、HOME > Downloads > Computer Peripheral ICs > Card Reader Solutions > Card Reader Controllers > SoftwareのCard reader driver for XP,Vista,Win7,Win8,Win8.1 V6.3.273.37
長く使用できる「ファームウェアアップデート機能」を搭載・・・しているようですがBUFFALOはファームを提供するつもりが無いようです。
以下自己責任で
元のファームウェア 0127
AinexのAK-ICR-14 0130 (Realtek_WinMP_RCC2_V3.0.zip )
SanDiskのSDDR-289 0133 (readerdump_sandisk.exeもしくはsddr289updatemac.zip)アクセスランプ点灯しない、デバイスマネージャーの認識が SanDiskになる
そもそもBSCR09U3とBSCR15TU3の違い
内部を分解してみた結果、全く同じです。使われている基板も部品配置も全く同じです。
メインのチップはRealtek製RTS5301です。裏面についているEEPROMが異なり、BSCR09U3ではGigaDevice製GD25Q10、BSCR15TU3ではwinbond製25X10BVNIGです。これ以外は完全に同じです。
アップデート候補
いくつかファームウェアが存在していますが、ポートが使用できるかどうかを気にする必要があります。こんな感じだと思います。
Kingston FCR-HS3(自鯖ミラー)・・・ver134、xDピクチャーカードなし、挿入前のデバイスが表示される
Realtek RTS5301(純正ファームウェア?)(自鯖ミラー)・・・ver130、xDなし
SanDisk SDDR-289・・・ver133、microSD、xD、アクセスランプなし
下の写真のようにからのディスクが大量に表示されるのが嫌だったので、自分はver130のものを使用することにしました。
アップデート方法
注意:アップデート前には戻せないので気をつけてください。(ROMライターを使用する場合は別)
アップデート方法は簡単です。Windows上で行います。対象以外のRealtek製のカードリーダをすべて取り外すか、デバイスマネージャから無効にします。これを行わないと進めません。その後、アップデート対象を接続した状態でダウンロードしたソフトを立ち上げるとアップデートボタンがあるので、それを押すだけです。
アップデート後の速度
残念ながら速度は変わりませんでした。残念です。Read 2000IOPS以上でるSDカードなんですけどね…
2012年のUSB3.0が出たばかりの頃の物なので限界なのかもしれません。
おわりに
ちょっと残念な結果でした。これで改善したら使い続けてもいいなと思っていたんですが、これはもう使えない気がします。