はじめに
大学でプロジェクターをもらったので、部屋に設置してみました。そのときに、Homebridgeを使用したスマートホーム環境を駆使していい感じのシステムを作りました。
設置したデバイス
・プロジェクター(CASIO XJ245V)
小型軽量なプロジェクターです。天井に映すように設置しました。
・Tuyaスマートスイッチ
AliExpressで買ったやつです。スマートスイッチ(長方形1)に近いやつです。プロジェクターの電源のON/OFFに使用しました。スマートスイッチなら何でも良いわけではなく、Google Homeのルーティンで「開始条件として使用するデバイス」として使えるものでなければいけません。Tuya、eWeLinkが使えそうです。MerossやHomebridge Google Smart Homeのデバイスは使用できません。
・オーディオシステム(Sony HT-FS30)
プロジェクター単体では音質がダメダメなので別で設置しました。
・Tuyaスマートリモコン
AliExpressで買ったやつです。Tuyaスマートリモコン(S08)です。オーディオシステムのON/OFFに使用しました。
・ドコモテレビターミナルTT01
以前に記事にもしたやつです。これで映像を再生します。YouTubeやChromecast、AirPlayで再生ができます。
ドコモテレビターミナルTT01を改造(ハード)
ドコモテレビターミナルTT01を改造(ソフト)
各デバイスの連携
概要図はこんな感じです。
ドコモテレビターミナルがON/OFFでプロジェクターがON/OFF、プロジェクターのON/OFFでスピーカシステムのON/OFFという風に動作するようになっています。
ドコモテレビターミナル
Homebridgeのプラグインで、Android端末のON/OFF、状態把握ができるHomebridge Adbというプラグインがあるのでそれを利用して連携します。開発者向けオプションでADBを有効にする必要があります。
Homebridge Adb
HomebridgeのプラグインでAdbを使って端末がON/Sleep/OFFなのか、アプリ(Inputs)の選択などができます。Homebridgeのサーバにadb(android-tools-adb)をインストールする必要があります。Categoryは Set Top Boxを選択しました。
プロジェクター
プロジェクターにダイレクトパワーオン、ダイレクトパワーオフという機能があって、直接AC100VをON/OFFすれば良いので、Tuyaのスマートスイッチを使います。設定でダイレクトパワーオンの機能を有効にしました。
Tuyaスマートスイッチ
延長コードを切ったものを接続しました。特に変な設定は行わず、通常通りTuyaアプリから登録しました。
Homebridge Tuya
HomebridgeにTuyaを連携するためのプラグインです。以前に登録したためここではスキップします。
HomebridgeにTuya Smartをリンクさせる
特に操作をしなくてもTuyaアプリで登録されたデバイスが自動でHomebridgeで追加されます。
HomeKitのオートメーション設定
ここまで登録できたら、ドコモテレビターミナルのON/OFFでプロジェクターがON/OFFにするオートメーションをそれぞれ設定します。
スピーカーシステム
リモコンでON/OFFができるのでTuyaスマートリモコンでON/OFFします。入力を正しいものにしておくくらいで特に設定は行っていません。
Tuyaスマートリモコン
Tuyaアプリからスマートリモコン本体の登録を行い、その後、操作対象のリモコンの登録を行います。今回の場合は、もとから用意されているSonyのプリセットを利用しました。スマートリモコンで追加したデバイスは大体の場合、Homebridgeで非対応となります。そのため、TuyaをGoogle Homeに連携し、Google Homeのルーティンを使用してプロジェクターのON/OFFと連携させました。
おわりに
かなり良い感じです。ただ、Homekitからスピーカーの音量を調整できないのが難点です。今のところは、Google Homeからドコモテレビターミナルの音量設定で調節しています。Tuyaスマートリモコンの登録項目をうまく調整すれば音量調整もできるようになる気がします。そのうち試してみます。
天井にプロジェクターを投影するようにして、ベッドで寝た状態で見れるので寝たきりで永遠に動画が見れます。最高ですが人を駄目にします。