Dell OptiPlex 9060Mの改造BIOSを焼いてNVMeからの起動を可能にする

投稿者: | 4月 26, 2026

はじめに

ちょうど3台揃っていてintel vProも使用可能なのでProxmoxでクラスタを作ろうと思いました。Dell OptiPlex 9060Mの取り付け可能なストレージは、NGFF(M.2のSATA)と2.5インチSATAの2つがあります。しかしながら、手元に16GBのOptaneメモリ(ほぼNVMe)が3枚ちょうど余っていたので、これをつけたいです。調べるとNGFFの端子に実はPCIeが結線されていて、改造BIOSを焼けばNVMeが使えるとのことだったので、試してみました。

参考文献

Win-Raid Forum「Need help with Dell optiplex 9020M nvme added module」

TachyTelic.Net「Install and boot from an NVMe SSD on a Dell OptiPlex 9020, 7020 or 3020」

最新BIOSへのアップデート

初めに最新のA19にアップデートします。

バックアップ

ミスしたときに戻せるようにROMライターを使ってバックアップを取っておきます。
基板には2つのフラッシュがあります。
SPI1:MXIC 25L3273E、32 Mbit(4MB)
SPI3:MXIC 25L6473E、64 Mbit(8MB)

MXIC 25L3273E
MXIC 25L6473E
SPI1とSPI3

CH341 MinProgrammerとAsProgrammerを使いました。一応CMOS電池を抜いてバックアップを行いました。

プログラマでバックアップを取っているところ

サービスモードで起動

電源を切った状態でジャンパーピンの接続を変えます。PSWDのところをジャンパを中央のSERVICE_MODEのところに差し替えます。この状態で起動すると、パスワードがリセットされるという警告文と、サービスモードであることの警告文が表示されます。そのままF1を押してWindowsを起動させます。

ディフォルトのジャンパーピンの位置
サービスモードでのジャンパーピンの位置
パスワードが削除されたという起動時の警告文
サービスモードに設定されているという起動時の警告文

必要物のダウンロード

Intel ME System Tools v9.1 r7(自鯖ミラー)
BIOSを焼くのに使用します。

9020M改造BIOS(自鯖ミラー)
Win-Raid Forumで配布されているものです。

書き込み

管理者権限でコマンドプロンプトを開いて、先程ダウンロードしたファイルの
Intel ME System Tools v9.1 r7\Flash Programming Tool\WIN64
に移動します。そこで、

fptw64.exe -bios -f ダウンロードしたBIOSファイル

で書き込みを行います。

実行したところ

初回起動

再起動すると、BIOSが起動すると思います。そこで、本体に書かれているサービスタグの入力を行ってください。その状態後電源を切って、ジャンパーピンの位置を元に戻します。これでBIOSの書き込みは完了です。

改造BIOSの挙動

改造後もM.2スロットにNVMeを挿しても、System InformationのPCI Infomationには表示されません。しかしながら、Boot Sequenceではしっかり認識されていることが確認できます。

NVMeがINTEL MEMPEK1J016GAD BTBT83541ZGとして認識されている

おわりに

このOptaneメモリ上にProxmoxを入れました。vProも使用できてかなりいい感じです。

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