Kunlun K200という謎GPU(XPU)について

投稿者: | 10月 23, 2026

きっかけ

ローカルLLMをやりたい→VRAMの多いGPUが必要→お金ない→AliExpressでKunlun K200という謎激安GPU?を見つける→何故か手元にある

製造元、歴史、概要

Samsungファンドリ製造、14nmプロセス
1チップは2つのユニットから構成
1つあたり256GB/sの帯域のHBMを2つ搭載
INT8:256TOPS
INT/FP16:64TOPS
INT/FP32:16TOPS
PCIe Gen4 x8接続
TDP150W

Baidu自体が2010年頃からAIアクセラレータの研究を行っています。はじめの方はFPGAを使ったアクセラレータを開発しており、初めて専用チップで製造したのが、今回のKunlun K200です。

Kunlun K200のアーキテクチャ

HotChip 2020でBaiduが資料をあげています。
IEEE ISSCC 2021にKunlun K200についての論文が上がっています。

Kunlun K200の基本的構造

1のCompute unit(PD)は4つのSDNN(Software Defined Neural Network)と、4つのClastaerから構成されます。Clasterには16個のTiny Coreが入っています。これらSDNNとClasterは16MBの共有メモリで接続されています。

SDNNは2つの入力DMA、入力バッファ、行列積和演算を行うMAC(Multiply-Accumulate)アレイ、Elwmentwise演算・Activationエンジン(EW)、出力バッファ、1つの出力DMAで構成されます。

Clusterは16個のTiny Core、共有メモリ、DMAからなり、各Tiny CoreはScalar UnitとVector Unit、ローカルメモリから構成されます。Scalar UnitではALUとSFU、Vector Unitは256bitのSIMDが使えます。GPUのSIMTとは異なり各Tiny Coreは異なる命令を実行できます。

用語解説

SDNN:Software Defined Neral Network、ニューラルネットワーク用のプロセッサ
CDNN:不明
MAC:Multiply-Accumulate
XTDK:開発者ツール、コンパイルなど、CUDA Toolkit的なもの
XRE:ランタイム、CUDA Runtimeみたいなもの
DMA:Direct Memory Access、CPUを返さずに

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