目次
はじめに
AliExpressで1500円とかで買いました。ProxmoxでHAクラスタを組む上でフルメッシュネットワークを構築するために使おうと思ったところ、一枚だけ認識しなくなったりしたのでいろいろ調べました。
発熱について
使用されているIntel X540-ta2チップはかなり発熱するようですが、ギリギリファンなしでも運用できます。風の流れが悪いケースだったり、長期運用をしたい場合は別で冷却用のファンを付けたほうが良いと思います。
サーマルペーストは接着剤も兼ねているもののようで、一度でも取れてしまった場合は、清掃後にCPUグリスを塗ったりしたほうが良いと思います。しかし、しっかりくっついているものに関しては剥がして塗り直すようなことはしないほうが良いと思います。
Windows11でのドライバ
参考資料
Qitta @ghoul_shana「Win 11環境にIntel X540-T2 NICのドライバを当てる方法」
現在、Intelのドライバ配布が終了してしまったらしく、Windows7用の古いものしかダウンロードできません。Internet Archiveで探ってダウンロードしました。
Linuxでは何もしなくても認識されました。
ジャンパピンについて
参考資料
Reddit「Intel x540-t2 prevents the motherboard from turning on.」
基板上には2択のジャンパピンが3つあります。
RJ45の近くに付いているJ20とJ21はそれぞれNic1とNic2の有効/無効を制御できます。外側(ブラケット側)が短絡の場合は、有効です。
J4は謎です。基板のパターンを追った感じはPCIe x1謎端子につながっている信号線の切り替えっぽいですが、よくわかりません。
改造
参考資料
ReiAC's Blog「浪潮 X540 AT2」
百度貼吧「关于浪潮x540 t2万兆网卡兼容性的可能」
もともと特殊なサーバ専用のもので、PCIe x8の後ろに追加でPCIe x1の形の端子がついていたりします。また、スタンバ時の消費電力やPCIeのレーン数判定端子がつながっていなかったりなどの問題があります。謎PCIe x1端子以外の改造は問題が出たら行う感じで良いと思います。
謎PCIe x1端子
PCIEx1が既にカット済みの場合は問題ありませんが、そうでない場合はカプトンテープでマスキングしたり、カットしたりする必要があります。端子につながっている通信線は、ICから抵抗を通ってつながっているので、カットやマスキングに追加で、その抵抗を取り除くと更に良いかもしれません。
3.3Vスタンバイ
スタンバイ時(PC本体電源OFF時)もWOLのためにB10端子を通してチップには電源が供給されています。この電流が比較的大きく、マザーボードによっては電力不足や過電流保護が働いたりなどで、電源が入らなくなることがあります。そのため、ボード上に3.3Vスタンバイと3.3Vを短絡させ、B10端子をカプトンテープなどでマスクしてスタンバイ(WOL)を無効にします。
PRSNT
PCIeにはPRSNT#1とPRSNT#2というピンがあります。PRSNT#2は複数あり、PRSNT#2がどこでPRSNT#1とつながっているかで、PC側はPCIeのレーン数を把握します。しかしながら、このボードではA1とB48が接続されていません。そのため場合によっては認識されないことがあります。そこで、パターン表面のレジストを削ってはんだ付けを行って繋げる必要があることがあります。
SMBus
参考資料
Reddit「Intel x540-t2 prevents the motherboard from turning on.」
PCIeにはSMBusというI2Cの通信線があり、デバイス情報、温度情報などをやり取りしていたりするようです。このSMBusが相性問題を引き起こすことがあるらしく、カプトンテープ等でマスクして無効にしたほうが良いこともあるようです。
おわりに
正常に動かすためにいろいろな改造があることを知りましたが、結局動かなかった1枚は、1日放置してたら急に動くようになりました。一番怖い治り方をしました。Proxmoxのクラスタで使っていますが、突然認識されなくなりそうで怖いです。





